前回の続きで、今回は2台の web カメラを利用した同時画像の読み取りを行います
今回利用した web カメラは、サンワサプライの CMS-V27SET を利用しています
(接写目的の web カメラって意外と見つからなかったのです)
次回掲載予定のディストーション補正では、このカメラを利用した場合の設定ファイルを利用します
(このカメラでなくとも、補正した感じはわかると思います)
web カメラを扱う方法としては、DirectX の Direct Show を利用した方法が真っ先に思いつくのですが、Direct Show は DirectX から Platform SDK (現在では Windows SDK)に移管されて以降、ほぼ目立った更新もなく現在では VC からでも若干扱いにくいままです
とはいえ、Direct Show 以外で web カメラを扱う方法は限られてしまう上に、フレームレベルでの操作を行えるものとなると、情報もほとんどないのが現状です
というわけで、Direct Show を使って web カメラを操作するしか道はなさそうなので、これを C# で扱う方法を考えます
ここでも C# からネイティブ DLL を呼ぶのはいろいろ面倒なので、ラッパーライブラリを探すと、Code Project に DirectShow.NET なるものが見つかります
(更新そのものは 2002 年で止まっているようです)
しかも、ライセンスは「パブリックドメイン」で公開されていますので、頒布の際にもライセンスを気にする必要がありません
※ソースをダウンロードする際には Code Project にユーザー登録をする必要がありますので注意してください
これで C# から web カメラを扱う方法が整ったので、実際にカメラを接続して画像を読み取ってみましょう